聖徳太子 復活 混乱招く [聖徳太子]
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聖徳太子が厩戸王(うまやどのおう)になったのはいつからでしょうね。
昭和生まれには意味が分からないことだったんですが。
次期学習指導要領改定案で「聖徳太子」復活へ 文科省改定案、「厩戸王」表記で生徒が混乱 「鎖国」も復活 https://t.co/flIHBVh5m6 pic.twitter.com/Tq0zNRCvAr
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年3月20日
この度文部科学省が2月に公表した中学校の次期学習指導要領改定案で、告示される見通しだということです。
だいたい中学生を相手に諸説を書くのは煩雑すぎですよね。
普通に聖徳太子だけでいいでしょうし、同じ人物に複数の名前があるというのは、小学生では理解できない子もいるし、難しいのではないでしょうか。
「厩戸王」は一時的に広まった根拠薄弱な俗説(そう言い切っていいと思う)に引っ張られて削除した感が強く、文部科学省官僚の知的レベル、考察力の低下が憂慮される事態であるとも感じました。
当時の実態に即した表記を求める学者先生の言うことを真に受けてはダメです。歴史とは半ば神話、いいかえれば民族の想像力の産物ですし、「聖徳太子」という固有名詞や「鎖国」という固定概念を消去してしまうと、歴史の連続性が見失われてしまいます。
「聖徳太子の名前が消えたら私たちの町の由来はどうなる?」と、揖保郡太子町の方が言われていた。 「聖徳太子」の偉業は、日本人の精神や伝統、信仰や生活に深く息づいている。そのこと自体が大切な私たち日本人の歴史です。