大村知事「ココイチの責任は重い」って何で?【愛知県】 [ニュース]
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カレーチェーンのCoCo壱番屋が廃棄を依頼した冷凍カツを不正に横流しされた問題がありました。
このことに関して愛知県の大村知事が「CoCo壱番屋は被害者だが、社会的な責任は重い」と意味不明ないことを言って波紋を呼んでいます。
【ココイチの廃棄問題とは】
ココイチから製造を委託された食品工場で、商品である冷凍カツにプラスチック片が混入した可能性があり、食の安全を重視したCoCo壱番屋が廃棄処分を決定しました。
産業廃棄物を処理する際には、県の許可を受けた委託業者が処理することになります。
また適切に処理したことを証明するために委託業者はマニフェストと呼ばれる産廃管理票を処理業者に発行してもらい、処理を依頼した企業に提出しなければなりません。
ココイチは廃棄処分を依頼したダイコーからマニフェストの提出を受けていました。
しかし実際にはダイコーは産廃処分をしておらず、食品卸業者のみのりフーズに処分するはずだった食品を横流しして不当な利益を得ていました。
【大村知事はなぜココイチに責任を問うのか】
大村知事いわく「食品に対する信頼、県民の安心・安全を揺るがす大変な問題。流通の実態を解明し、厳正に対処する」と述べた。「壱番屋は被害者だが、日本を代表するカレーチェーンで、社会的な責任は重い。なぜこんなことになったのか、壱番屋も検証し、再発防止策を講じてほしい」とココイチに求めています。
【大村知事の理屈はおかしい!】
考えてみてください。
CoCo壱番屋は法に則り、県の許可を受けた業者に廃棄処分を委託しました。
そして適切に処理したことを証明するマニフェストの提出を受けています。
ここまででココイチ側には何の落ち度もありません。
では横流しして不当な利益を得ていたダイコーはというと。
愛知県知事の認可を受けた廃棄処理業者です。
適切に処分した事を証明するマニフェストを不当に発行しています。
そして廃棄商品を横流しして利益を得ている。
ここで一番の問題なのはダイコーが廃棄物処理法違反をしていること。
マニフェストを不当に発行していること。
横流しをして利益を得ていたこと。
消費者の健康を脅かす行為をしていたこと。
これがダイコーの問題です。
そして問題を犯すような産廃処理業者に県の許可を与えたことが、愛知県の問題で、責任は重いはずです。
自分たちのことを棚に上げ、ココイチに責任を問うような発言はおかしいとしか言えません。
もしココイチに厳正な対処を求めるのであれば、大村知事の責任問題も問うべきです。
【まとめ】
愛知県の大村知事は東京大学法学部を卒業され、農林水産省に入り官僚となりました。
その後、自由民主党から立候補して衆院議員となり、愛知県知事になったエリートです。
しかし今回の発言を見る限りでは頭でっかちの世間を知らない方なのだなと思います。
大村知事が公の場で言わなければならないのはCoCo壱番屋への理不尽なコメントではなく、知事として認定した業者の犯罪行為に対して、認定の判断が甘かったことをココイチと消費者に謝罪することだと思います。
名のしれた企業を叩いて仕事してるつもりなら、政治家なんか辞任した方がいいと強く思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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